きっかけなど
今年の夏は、スピーカーシステム工作に挑戦しました!
PCのスピーカーをそろそろ買い換えようかなと思っていたのですが、「どうせなら作っちゃえ!」と思い立ったのでした。
そう思ったのは、訳があります。
「STEREO」誌8月号には付録でFostex製8cmフルレンジのスピーカーユニット。また、STEREO誌別冊の「スピーカー工作の基本&実例集2016年版」には付録でバックロードホーン・キット。この2冊が、なんと!本屋さんに並んでいるではないですか!!!
これを見て、物作りが好きな眠眠工房住人としては、うずうずしちゃいました。
ちょうど図書カードもいっぱい持っていたので買っちゃいました。
準備
○スピーカー
・ユニット ・・・「STEREO」誌8月号付録(*1)
・エンクロージャー ・・・STEREO誌別冊の「スピーカー工作の基本&実例集2016年版」付録(*2)
・木工ボンド、マスキングテープ、+ドライバ
○アンプ
・デジタルアンプ基板 ・・・Amazonでみつけた155円の基板(*3)
・スマホ用USB充電ケーブル ・・・100均で購入
・ミニピン延長ケーブル ・・・100均で購入
・配線ケーブル
・ケース用タッパ ・・・100均で購入
・ニッパ、ハンダごて&ハンダ、錐、棒やすり、カッター、グルーガン
スピーカーシステム工作に挑戦!
さあ、工作開始です。
まずスピーカーの作成からです。STEREO別冊に工程が記されているので、それに沿って進めます。
木工ボンドを機密性に注意して少し多めに塗り、指で整えてから、貼り合わせていきます。
はみ出た木工ボンドを固く絞ったぬれぞうきんで拭き取って、仕上がりの美しさも考えて組み立てました。
最後に側面を貼って、重しをして一昼夜おきました。
ボンドの固定具合を確認し、STEREO誌の付録の8cmスピーカーを組み込みました。
次にアンプ作成です。
Amazonで見つけたのはデジタルアンプです。
PAM8403というICを使い、電源スイッチつきのボリュームつまみまで付いています。
これに、電源、入力、出力の配線をするだけで、アンプ完成という代物です。
電源は2.5v~5.5vとのことですので、USBから電源を取ることにしました。これには、スマホの充電ケーブルで対応します。
100均でスマホのUSB充電ケーブルとミニピンの延長ケーブル、ケース用に小さめのタッパを買ってきました。
ニッパーでケーブルを切って、テスターで端子を確認します。
そして、基板にある指示通りにそれぞれの端子にハンダ付けをしました。
タッパに錐と棒やすりで穴開けをして納めました。
これで完成です。
PCへ接続し音出し!
アンプから出ている端子をそれぞれつなぎます。
・PCのUSB端子にUSB電源ケーブルを。
・PCのLINEアウト(黄緑色)にミニピンプラグを。
・スピーカーにLRを間違わないように、スピーカーケーブルを。
アンプのボリュームつまみを右に回すと、スピーカーが「ポン!」ポップノイズです。(Amazonのレビュー通りです。仕方ないところでしょう。)
ついに、PCのメディアプレーヤーを起動し、お気に入りの音楽を再生します。
ボリュームを徐々に上げていくと、おおお!出た出た!音が出ました。
終わりに
スピーカー自作は2回目でした。でも1回目は平成元年でしたから、27年ぶりです。
この付録のキットはMDF製で、きれいにカット済みで、ボンドで貼り合わせればできるので、結構簡単でした。
こんなに簡単に自作スピーカーができるのですね。それが本屋さんで買える時代ですから、びっくりですよね。
来年のSTEREO誌の企画も楽しみです。
もっとびっくりしたのが、アンプです。155円ですよ。しかも、中国からの送料込みです。作るのもケーブルを半田付けするだけで手軽ですし、それでいて、音は問題なしです。
どちらも、すごい時代ですね。
これから、慣らし(エージング)をして、PCでの音楽を楽しみたいと思います。
ちょっと変更
Amazonのレビューに、スピーカーの位相が逆だとの書き込みがあったので、PAM8403データシートで確認しました。
確かに、基盤にプリントされているのと逆にICのピンとつながっています。左右ともに、+と-が逆につながっています。(基盤のプリントが正しいのか、データシートが正しいのか、どっちが正しいか分かりませんけど・・・)
そこで、スピーカーとケーブルをつなぐ際に両方試してみました。
聞いてみた結果、逆(つまり、データシートの方)につなぐことにしました。
※逆位相では無いので、どちらでつないでも音の差はほとんど分からないですけどね。
メモ
*1 「STEREO」誌8月号付録
*2 STEREO誌別冊の「スピーカー工作の基本&実例集2016年版」付録
*3 Amazonでみつけた155円の基板「PAM8403 5V 電力 オーディオ アンプ ボード」